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大阪支店

2017年5月号 ~メタボリックシンドローム~
2017-05-01

近年、“太っていればメタボ”と、太っている人の代名詞のように使われるメタボリックシンドローム。お腹がでっぷりとせり出したような、中高年男性に多い「内臓脂肪型肥満」が健康的ではないこと。生活習慣を改善しましょう、といった雰囲気が社会の中に芽生え始めています。
 しかし、メタボリックシンドロームが、太っているという見た目や、お腹まわりの数値(腹囲)だけの問題ではないこと。そして“メタボ”の状態が体にとって深刻な問題であることをご存知でしょうか。

 メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群とも呼ばれ、複数の病気や異常が重なっている状態を表します。どういう状態かというと、腸のまわり、または腹腔内にたまる「内臓脂肪の蓄積」によって、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の重なりが起こっていることを示しています。この状態は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまいます。つまり、それぞれの病気の診断基準を満たさない“予備群”や“軽症”の状態であっても、それらが2つ3つと複数重なっている場合は、動脈硬化の進行予防という観点から“すでに手を打たなければならない状態”として捉える、ということがメタボリックシンドロームの考え方なのです。

挿絵

 平成17年4月、メタボリックシンドローム診断基準検討委員会により策定された診断基準では、腹囲が基準値(男性で85cm、女性で90cm)をオーバーし、さらに以下の項目のうち2つ以上が当てはまるとメタボリックシンドロームとされます。

 年に一度は健康診断を受け、ご自身の健康状態を正しく把握しておくことがとても大切です。健康的な身体で美味しいお酒・食事を楽しみましょう。

 
 
 
 
 

 
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